-その2-
沿岸急行船「M/S MIDNATSO」Lに乗船です。
ベルゲンの近代的ターミナルはオフシーズンのためか閑散としていた。 チェックインもスマートで手慣れている。
乗船の待ち合わせの時間帯に、パーサーから船内の説明、オリエンテーションが行われた 。
いざ乗船！船内の印象は白い基調でとても爽やかな感じだ。
クリーニングが行き届いている。素晴らしい！
-続く-

-その4-
出港！いきなり絶景だ！これが本場リアスか。三陸のそれとは違い迫ってくるのだ。
乗客は３分の１位落ち着いている、皆、船旅に慣れている。
2層あるオブザベーションが指定席になる。飲み放題のコーヒー・紅茶プラン（M/S MIDNATSOLボトルカップ付）を片手にさっそく景
色に没頭、黄昏る。
MUCKビール、美味しい！素晴らしい。
-続く-

その6-
トロンハイム出港後数千もの小島が続く。
世界でも最も美しいと言われる灯台をいくつも通り過ぎ、ロフォーテン諸島に入る。
深夜、幻想的なトロルフィヨルドをま近に通り、ARCTIC　CIRCLE(66。33、N)　北極圏に入る。
北極圏通過の儀式のセレモニーが翌朝行われた。
片手には祝杯のMACKビール、さらに美味しい！素晴らしい。
-続く-

その7-
この航海の距離は7日間で、南北沖縄から北海道間よりも上回る。
ベルゲン〜キルキネス、季節も大きく変化する。その体感もおもしろい。そして船上からの風景も美しい。厳しさの実態感が伴う。
船内オプションでバイキング時代の料理体験に参加した。ワインがはちみつテーストだ。日本の貴腐ワインに似ている、ルーツが同じなのか。
ARCTIC　CIRCLE(66。33、N)北極圏通過し、「通過証明書」キャビンに入る。
ノルウェイ3番目の都市トロムソへ入港。
ここにはフッティルーテン・オフィシャルビール、北欧最大のMACKビール本社工場がある。
隣接する、クラシックなかなりいい雰囲気のビールバーに入る。ビールが美味しい、落ち着く、ビールはやはり雰囲気だ。
素晴らしい。 他の観光はやめた、ここでゆっくりしよう！
-続く-

-その8-
船内オブザベーションラウンジからの風景は幻想的で夢の世界のようだ。
一人での旅は寂しいが、時にその寂しさをもが忘れてしまう。いよいよ今航海のハイライト、ピークがやって来た。

欧州最北端、最果ての岬、「ノールカップ」に立つ！ いよいよ、やって来た！感動的だ！

ものすごい風がとても厳しく、冷たい、手袋も効かない。
長く居たかったが隣接のクラブハウスから、その余韻に浸る。 温かい、カフェ・ラティか迷ったが、やはり冷たいビールだった。
美味しい、時間いっぱいビールを楽しむ！
-続く-

-その9（最終回）-
沿岸急行船は別に生活航路フェリーでもある。
それ故に、乗客の導線の配慮が素晴らしく整理されている。
そのほとんどの乗客は海外からの観光客だが、区間乗船の地元乗客がスムーズに乗下船して行く。
隣町に移動する者も、ベビーカーの親子も、その船旅マナーは礼儀正しく洗練されたものだった。
皆、船旅空間を楽しんでいるようだった。まさに船旅先進国お手本だった。
これも150年以上の伝統か。
船内レストランは2か所あり料理もおいしい。
最終日の海鮮料理バイキングは圧巻だった。ビール、ワイン、アクアビットなどのアルコール類が高かったのはしょうがない。

「世界で最も美しい航路」間違いない、一押しだ！
‐完-