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「まんぼうくらぶ活動報告 ハートランドフェリー・サハリン航路の旅」
〜乗船リポート〜
土手一正
8月に、ハートランドフェリーでサハリンに行って来ました。
稚内に前泊し、待ちに待った出発当日。
出港1時間前にターミナルに行くと、既に出国待ちのお客の列が・・・。
出国審査の列に並ぶ事20分・・・。やっと乗船。
案内されるままに客室へ。
乗船したアインス宗谷には、1等指定席・自由席、2等と3クラスの客室がありましたが
当方は1等指定席を利用しました。
客室内はカーペッ敷きで土足厳禁、座席は新幹線の普通車の座席より若干大きい程度
座席間隔は新幹線と比べると、明らかに狭いものでした。
しかし、座り心地は悪くなく、リクライニングの角度は程よい物でした。
1等自由席はカーペット敷きですが日本間風な個室で、2等は一般的なカーペット敷きのマス席でした。
航海時間が短い上に、どの等級もサービスには差が無いので、好みで選ぶ事になるでしょうか・・・。
ちなみに、船尾側の野外デッキには、プラスチック製の椅子が並んでおり、此処で過す人も結構居りました。
夏限定の航路ですし、潮風に当たりながら過すのも、悪くないかも知れません。

アインス宗谷は、2600トンほどの小さい船なので、船内設備としては自販機コーナーと売店がある程度。
売店前には、テレビが置かれた談話スペースがありました。
国際航路ゆえに、自販機ではビールが100円、売店では種類は少ないですが洋酒が販売されておりました。
売店には、常に乗務員が詰めており、案内所も兼ねている様な雰囲気。
日露国境を越える時には国境通過証明書が配られました。
こちらは、往路復路で押印されるスタンプの形が違うので、往復揃えるのがお勧めです。
平成9年建造と、建造後15年経ってる船ですが、船内は何処も綺麗に整備され、気持良く利用できる船だと思います。


船内サービスとしては、往復ともに食事が提供されました。
往路は、幕の内弁当とお茶。
復路はロールパンにソーセージ、真空パックのカマボコとハンバーグ?
それにチーズとゼリーが添えられた変わった取り合わせの洋食?にジュース。
恐らく日本で積み込んで来のでしょうから保存の都合で復路は日持ちがするメニューになっているのだと思います。
復路のメニューはともかく、往路の幕の内弁当は美味しかったです。

出港して1時間半程でサハリンの島影が見え始め、遠く二丈岩に建つ灯台の姿も目にする事ができます。
アニワ湾を奥へ奥へと進む内に、一度は島影が遠ざかりますが、再び見え始めると、コルサコフ入港。
5時間30分、あっという間の国際航路の旅でした・・・。

コルサコフ港では、下船して入国審査を終えるまで1時間以上の時間が掛かりました。
船からターミナルまでバスで移動するのですが、入国審査の進み具合にあわせてバスが運行される為
船内から既に行列が始まっている感じです。
早めに入国されたい方は、入港風景を楽しまず、早めに下船口に並ぶのが良いかと思います。

コルサコフは2時間の時差。
日本時間ではまだ夕方5時なのに、現地時間は午後7時。
案内してくれたガイドさんの話によるとスーパーなどは営業してるが見学できる施設は、既に終了している時間とか・・・。
なので、翌日の折り返し便で帰る当方は、皆と近くのレストランで食事をするのが精一杯でした。
しかし、折角のコルサコフなので、ホテルに送って貰った後で、1人で外出。
ガイドさんから聞いた情報を頼りに、日本統治時代から残る建物などを見ながら暫し散策。
現地のスーパーマーケットでウォッカなど簡単な土産物を買うなど、それなりに楽しい時間を過しました。
次回は複数泊にするか、ユジノサハリンスクまで足を伸ばしてサハリンを堪能したいと思います。

ビザ取得など煩雑な手続きが少なくなればサハリンは非常に身近な所になると思えます。
この航路が、いつの日にかは1日1本・通年運行のような形で運行される日が来る事を願いつつ報告を終ります。

 

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