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まんぼうくらぶ会員活動報告リポート
まんぼうくらぶ会員活動報告リポート 「船こそが目的地・・・。」
土手一正

年末年始を利用して、ロシア〜エストニア〜フィンランド〜スウェーデンと旅してきました。
昨年は、往復共にシリヤラインを利用しましたが、今年は視点を変えて
ロシア・モスクワより陸路にてエストニアはタリンを目指してみました。

初めてのロシア本土モスクワでの滞在も、親切な現地ガイドの助けもあり
十分すぎ程に楽しむ事が出来ました。

サンクトペテルブルグまでは、ソ連時代より走り続ける寝台特急・赤い矢号での旅。
嬉しい誤算?で最上級の客室が確保され、快適な夜を過ごせました。
深夜発・早朝着のスケジュールにも関わらず食堂車も連結され、若かりし頃に好んで乗車した
往年のブルートレインを偲びつつ、楽しいひと時を過ごさせて貰いました。

サンクトペテルブルグにおいては、美術館や博物館などの施設は休館日と重なり
入場見学は叶わず、外観のみの見学となってしまいましたが、モスクワ同様
親切な現地ガイドとドライバーさんにより、時間一杯飽きることなく楽しい時間が過ごせました。

サンクトペテルブルグからエストニア・タリンへは長距離バスでの移動を選択しました。
海外でのバスの旅、初めての体験だったのですが、乗車前の荷物検査があるだけで
ほぼ日本の高速バスへの乗車と変わらぬ感覚で、予想以上に便利な移動手段だと思いました。

昨年も訪れた、思い出深きタリン・・・。
昨年の記憶が未だ鮮明で、何かに迷うと言う事もなく、只々楽しい時間。
イルミネーション輝く旧市街はまさに童話の世界の様・・・。
忙しい日常を忘れ、心身共にリフレッシュ出来たように感じます。

タリン〜ヘルシンキ間は2時間ほどの短い船旅。
新造船メガスターの船内散策をしているうちに、あっという間に終了。
新造船だけあって、従来の船より設備も整っている様に感じられました。

ヘルシンキからは、偶然にも昨年と同じ、シリヤシンフォニーに乗船。
勝手知ったる船、昨年同様の佇まいで迎えてくれました。
一夜限りの航海・・・食事をして寝るだけの旅ですが、今回の旅の中で
一番安らげたのがシリヤシンフォニーでの一夜だった気がします。

クルーズとは船が目的地・・・と聞いた事があります。
当方の今回の旅は、モスクワから長躯陸路を旅してシリヤシンフォニーへたどり着いた。
正真正銘、船こそが目的地だった・・・そんな旅だった気がします。



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