今年ついにダイヤモンド・プリンセスで始まる最先端テクノロジーを駆使した新サービス、「メダリオン・クラス」体験。メダル型のウェアラブル・デバイスを使用した安心・安全・快適な「メダリオン」による船内生活を、ぜひとも乗船前に予習しよう！
この2月、船旅専門店クルーズネットワークでは、全４話にわたる「メダリオン」情報を提供します！

第4話（最終話）【新しいクルーズ・スタイルで、夢のその先へ】

〜ダイン・マイウェイ　船内レストラン予約サービス〜
さあ、クルーズの最大の楽しみといっても過言ではないディナータイムだ。今回も舌鼓が連打される嬉しい騒音問題が起こりそうだ。
そしてもう一つの楽しみは、「ダイン・マイウェイ」という新しいレストラン予約のサービスだ。「メダリオン・クラス」アプリを使って事前に食事の時間を決め、乗船後も船内でカスタマイズできる。いつもウェイターとの会話を楽しみたい私は、「毎晩同じ時間に予約する」を選択。以前は２つしかなかった時間帯も、今回は２０分刻みで選べるようになっていた。
驚きなのは、食事の提供スピードまでアプリ上で選べることだ。夕食後に参加したいプログラムがある場合等は、スピーディなサーブをお願いすることもできる。特別食のリクエストも「オーシャン・レディ」で事前に登録可能になっているので便利だ。
早速アプリを活用し、船内で知り合った友人を同じテーブルに登録。このメダリオン・クラスの感動を語り合いながら、共にディナーを楽しんだ。

心なしか、否、実際体験しているこのストレス・フリーな旅の始まりのおかげだろう、身体の疲れもほとんどない。よし、早速船内の様々な場所で開催されるイベントをチェックして、この広い非日常空間を探検しようではないか。こんな時、いつもなら客室から持って来た船内新聞（プリンセス・パター）を広げてイベント・スケジュールを確認するのだが・・・。確か、「メダリオン・クラス」に生まれ変わったこのダイヤモンド・プリンセスでは、パターが手元になくても簡単にチェックできる方法があるとか。

〜夢のその先へ〜
夕食を終え、少々満たされ過ぎた胃を落ち着かせるためにも船内を散歩していると、アプリにチャット連絡が。
「ハロー、僕だよ。振り向いてみて、後ろの方の席に座っているよ！」

そこには、洋上のバスケットコートで知り合った親友の姿が。家族で仲良くなり、「メダリオン・クラス」アプリ内でチャット交換できるように登録していたので、私を見かけて声を掛けてくれたようだ。

「一緒にパフェ食べない？」
「えっ？パフェ？！」

親友の誘いを断ることができようか？　迷っている我が胃袋を説得する。

二人で屋外のデッキチェアーに腰かけて、今日一日の出来事を興奮しながら話していると、空にはいつの間にか満天の星が広がっていることに気づく。

始めてクルーズに行った時のことを思い出した。
「クルーズ旅行」。それはかつて、私にとって夢の世界の話だった。

しかし今、私は夢のその先にいる。

進化したプリンセス・クルーズは、サービスの向上や安全の確保だけではなく、私を新しい世界に導いてくれた。世界と繋がり、そして広がってゆくこと。それが人にとっての喜びなのだろう。

まだクルーズは一日目。
この船は、明日もまた一歩、夢のその先へ連れて行ってくれそうな気がする。

完